ジプニーはフィリピンの乗り合いタクシーです。
観光客でも乗ることができます。
フィリピンはタクシーも日本に比べて安いですが、ジプニーならタクシーの1/10の料金です。
ジプニーに乗るのはハードルが高いイメージがありますが、1回乗り方がわかってしまえば気軽に利用することができます。
ぜひフィリピンの思い出としてジプニーに挑戦してみてください。
こちらの記事では、実際に半年間フィリピンで生活していた僕が実体験を元にジプニーの乗り方について解説していきます。
もくじ
ジプニー(jeepney) とは
ジプニー(jeepney) はフィリピンの乗り合いタクシーです。
現地の人には欠かせない存在で通勤・通学にも使われており、フィリピンに行ったら絶対に目にするでしょう。
ジプニーの誕生は戦争と関わりがあります。
もともとは第二次世界大戦後にフィリピン駐留アメリカ軍払い下げのジープを改造して製作されたのが始まりで、 Jeep と北米で乗合タクシーを意味する アメリカ英語: jitney との合成語として jeepney と呼ばれるようになった。(Wikipediaより)
物価の安いフィリピンですが、ジプニーの乗車料金も驚くほど安くなんと9ペソ(約18円)で乗ることが出来ます。
ジプニーはフィリピン全土で見ることができますが、料金や乗り方は地域によって違います。
また、近年経済成長が著しいフィリピンではジプニーの乗車料金も値上げされています。
ジプニーの乗り方
ジプニーの乗り方は以下の通りです。
- 行き先を確認する
- ジプニーに乗る
- 料金を支払う
- 目的地で降りる
それでは各ポイントについて写真付きで解説していきます。
ジプニーの行き先を確認する
ジプニーにはそれぞれルートがあり、そのルートはジプニーの車体の正面と側面に書いてあります。
このジプニーは “Fort Bonifacio(GATE3)”→”Market!Market!”→”Guadalupe”の順に回っていきます。
ジプニーが走るルート内であれば好きな場所で降ろしてもらえます。
目的地近くに行くジプニーがあればそのジプニーに乗りましょう。
しかし土地勘が無いとどのジプニーに乗るればいいかわかりませんよね。
ぶっちゃけて言うと、こればかりは現地の人に聞くしかありません^^;
マニラ付近だとSakay.phというアプリで料金も知ることができます。
ジプニーの乗り方
道端で目的地まで向かうジプニーを発見したら手を上げてジプニーを停めましょう。
道のどこでも停まってくれます。
停留所にいる場合は普通に乗り込むだけです。
時間帯によって車内がかなり混み合っていることがあります。
座る場所がない!と思っても少しの隙間を見つけて座るアクションをすれば、スペースを開けてくれます。
座席に座ったら天井に設置されているバーに掴まります。
急発進・急停車するので、掴まっていないと体が持っていかれるので注意です。
ラッシュアワーになると座席にも座れない場合があります。
よくジプニーの入り口で立ち乗りしている現地人を見かけるのですが、危険ですのでやらない方がいいでしょう。
田舎の方でジプニーの屋根にまで人が乗っているのを見たことがあります^^;
朝の通勤時間や夕方の帰宅ラッシュを避けて乗るようにしましょう。
ジプニーの料金について
ジプニーの料金は地域によって違うので注意してください。
よく「距離に関係なく一律7ペソ(約20円)」と言う記載を見かけます。
しかし、マニラではこれは違います。
マニラは距離に応じて運賃が決まります。
初乗りは4キロまで9ペソ(約18円)で定額となります。
それ以降は1キロ毎に1.25が加算されていきます。
しかし、ジプニーの運賃は乗車時に払うため正確な運賃がわかりません。
なので初めての場所に行く場合はドライバーに聞くのが無難です。
フィリピンは英語が通じるので英語でOKです。
How much to SM? (SMモールまでいくらですか?)
2018年6月5日からマニラを含む3つの区域で初乗りの運賃が8ペソから9ペソに改定されました。
いつかまた運賃に変動がある可能性があります。
参考:P9 minimum jeepney fare starts afternoon of July 5
運賃の払い方
ジプニーに乗車したら運賃を支払います。
運賃がわからない場合は運転手に確認しましょう。
支払い方は乗客同士で協力して運転手までお金を渡します。
下の写真を見てください。
乗客同士でお金をパスしながら運転手に運賃を払います。
お金を渡すときは“バイヤッド(Bayad)”と言って、手を伸ばして運転手まで運賃を渡してもらいます。
お釣りがある場合は逆に運転手から乗客がパスされながら返ってきます。
あなたも同じように他の人からお金を受けっとってパスしてあげる必要があります。
“バイヤッド(Bayad)”と言ってお金をパスしてきたら受け取って次の人にパスしてあげましょう。
運転席に近いほどお金を仲介する回数を多くなって結構忙しいです。
なので、入り口近くの一番端の席がオススメです。
ジプニーの降り方
ジプニーは道のどこでも降ろしてくれます。
目的地に差し掛かったら“パラ ポ(Para po)”と運転手に言いましょう。
英語で“please stop”でも通じます。
よくコインで手すりのバーをカンカン叩く人や口で音を出して停める人がいますが、現地の人に聞くと少し行儀悪く感じるようです。
セブでは“ラガー ラン(Lugar lang)”と言います。
セブはビサヤ語ですが、マニラはタガログ語なので“パラ ポ(Para po)”になります。
ジプニーの注意点
慣れてしまえばとても安くて便利なジプニーですが、タクシーや他の乗り物に比べると危険なところがあります。
以下のことについては気をつけてください。
⚠️ カバンは前に持って、チャックが空いていないか確認する
⚠️ ポケットにあまりスマホを入れない(スられる可能性がある)
⚠️ 社内でスマホをできるだけ出さない
⚠️ 夜間の乗車は控える
私の友達でも3人がジプニーの中でスマホを紛失しています。
うち1人はジプニー内でスマホを操作中にジプニーの外から男が手を伸ばして盗んだそうです。
ジプニーの路線図(ルート)はSakay.phで調べられる
Sakay.phと言うアプリはGoogleMapの様に行き先までのルートを調べられるアプリです。
しかも、バス・電車だけではなくちゃんとジプニーの経路も表示してくれます。
Sakay.ph – Commute Directions
by Implication無料posted withアプリーチ
ブラウザからも使用できます→Sakay.ph
対応エリアはまだ狭いですが、マニラ付近であれば問題なく使えます。
Sakay.phの使い方
使い方はすごく簡単です。
出発地と目的地を入力すると経路の候補が出てきます。
このアプリの良いところは電車、バス、ジプニーなど複数の乗り物を考慮して経路を作成してくれるところです。
好きな経路を選んだら詳細な経路情報が表示されます。
ちゃんとジプニーになる所までの歩きの経路も表示されてますね!
“Start Trip”ボタンを押すと経路案内がスタートします。
GoogleMapに引けを取らないクオリティです!
しかし、このアプリはまだ新しい事もあって経路検索をしても出てこないことがあります。
僕が使ったところではマニラ周辺でしたらほぼ問題なく使えます。
ぜひお試しを!
ジプニーまとめ
最後にこちらのYouTube動画を紹介します。
英語ですが、これを見れば何となくの流れはわかると思います。
※料金が違ったり、所々でギャグが含まれます^^;
ジプニーに乗るのって結構勇気がいるんですよね。
でも乗った後には達成感が感じられます^^
慣れてしまえば簡単ですし、タクシー比べてとても安く移動することができます。
フィリピンに来た際には是非のってみてください!
P.S.
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