こんにちは、まなみです。
みなさんのスーツケースを選ぶ基準はなんですか?
デザイン?価格?ブランド?
スーツケースは安いものから高いものまで様々で、一見同じように見えるスーツケースでもそれぞれに異なった特徴やこだわっているポイントがあります。
安いから壊れやすい、高いから良いスーツケースってわけでもないんです。
いくつかのポイントを押さえておかないと、買ってから後悔することに…
【スーツケースを選ぶ判断基準がわからない人向け】
・機内持ち込みのサイズって?
・TSAロック?
・スーツケースの大きさの選び方
・スーツケースのボディについて
・壊れやすいキャスターにこだわれ!
など、初心者のかたにもわかりやすいように、スーツケースの基本情報をご説明していきます。
スーツケースを販売していた時の知識なども踏まえてポイントもお伝えしていくよ!
スーツケースをあまり利用しない人・色々なブランドを利用したい!という人はスーツケースレンタルもオススメです。
もくじ
スーツケースの大きさは1日10ℓを目安に宿泊日数に応じた容量で決める
初めてスーツケースを購入される方など、スーツケースの見た目の大きさに騙されてしまう人が多いです。
スーツケースって大きく見えますよね?
大体の人が小さなスーツケースを選ぼうとします。
なので、宿泊数に応じたスーツケースをご案内すると…
もう少し小さいサイズない?
このように断られてしまうことが多かったです。
しかし、実際にスーツケースの中を見てもらうと…
・意外と狭い!
・荷物が入らなそう!
このように感じることが多いのです。
その理由はスーツケースの中にはハンドル部分が収納されていたり、各メーカーによって中のデザインが異なるなどです。
なので、スーツケースの見た目の大きさだけで判断するのではなく、容量で判断しないと買って後悔することなってしまうので注意してください。
スーツケースの大きさを選ぶ目安がこちらです▼
1泊10ℓを目安に宿泊数に応じたスーツケースを選ぶこと!
▪️1泊〜2泊…目安は50ℓ未満(機内持ち込みサイズでOK!)
▪️3泊〜4泊…40ℓ〜50ℓ
▪️5泊〜6泊…60ℓ〜70ℓ
▪️7泊以上…100ℓ前後
上記の記載では宿泊日数+1日分大きな容量で記載されています。
★オススメは1泊分(10ℓ)大きい容量です。
旅行などで使用する場合、必ず帰りはお土産などもある為荷物が増えます。
行きにスーツケースいっぱいの荷物があの場合は要注意!
ある程度余裕をもって荷造りしないと、帰りにスーツケースがパンパンになってスーツケースの重量がオーバーして超過料金を取られてしまうことも…荷造りは計画的に!
受託手荷物(預ける)or機内持ち込み荷物について
スーツケースの大きさによって、機内に持ち込める物と、受託手荷物と言ってチェックインの際に預ける方法と2種類あります。
【受託手荷物】
大きいスーツケース(※機内持ち込みサイズ以上)はチェックインの際に預けることになります。
受託手荷物にはスーツケースのサイズに制限はありませんが、重量制限があるので重量オーバーしないように注意が必要です。
【機内持ち込み】
スーツケースを機内に持ち込むことができます。
機内持ち込みすると目的地に到着した際に荷物を取りに行く手間も時間も省ける為、楽ではありますが大きさ・持ち込める荷物の内容にも制限があったりと、注意が必要な項目がたくさんあります。
機内持ち込みできるスーツケースについてご説明していきます。
機内持ち込みできるスーツケースの大きさについて
各航空会社によって機内に持ち込めるスーツケースの大きさに制限があります。
・手荷物の各3辺(縦×横×奥行)それぞれに規定があり、3辺合計も規定以下であること
・スーツケースはキャスターやハンドル部分も含めて測定すること
・手荷物の個数制限、重量制限
など細かく決まっているので注意しなければなりません。
JAL•ANAのような大手航空会社に比べ、ピーチ•ジェットスター•バニラエアなどのLCC(格安航空会社)ではスーツケースや手荷物の大きさの制限が厳しいので注意。
大手航空会社とLCCのそれぞれの規定についてご説明していきます。
国内線(JAL,ANA)の機内持ち込みサイズ
【JAL/ANA場合】
飛行機の座席数 | 路線 | サイズ | 合計重量 |
100席以上 | JAL・JTA | 3辺合計:115㎝以内 (高さ55×幅40×奥行25㎝以内) | 10kg以下 |
100席未満 | JAL・JAC・RAC | 3辺合計:100㎝以内 (高さ45×幅35×奥行20㎝以内) |
・身の回り品(ハンドバッグ、カメラ、傘など)のほか、手荷物1個まで
・身の回り品を含む合計重量が10kg以下
国内線LCC(格安航空会社)の機内持ち込みサイズ
日本の各LCCの機内持ち込みサイズをまとめた表がこちらです▼
航空会社 | 規定サイズ | 手荷物の数 | 重量 |
Jetstar(ジェットスター) | 高さ56×幅36×奥行23㎝以内 | 2個まで (※身の回り品含む) | 合計7kg以下 |
AirAsia(エアアジア) | |||
春秋航空日本 | 高さ56×幅36×奥行23㎝以内 =3辺合計115㎝以内 | ||
Vanilla Air (バニラ エア) | 高さ55×幅40×奥行25㎝ =3辺合計115㎝以内 | ||
Peach(ピーチ) | 高さ50×幅40×奥行25㎝ =3辺合計115㎝以内 |
いくら規定内に収まっていても、基本的に自分で飛行機内頭上にあるロッカーへ収納しなければなりません。持ち上がらず収納が出来ない場合は機内に持ち込むことが出来ないこともありますので注意しましょう。
詳しい規定につきましては各航空会社公式HPをご覧ください。
▪️Jetstar(ジェットスター)
▪️AirAsia(エアアジア)
▪️春秋航空日本
▪️Vanilla Air (バニラ エア)
▪️Peach(ピーチ)
アメリカ経由をする人は必ずTSAロックが付いているスーツケースを選ぶ事!
今ではほとんどのスーツケースにTSAロックが付いています。
この赤い六角形のマークが目印です▼
(画像提供元:Wikipedia)
アメリカに行く人だけでなくとも、アメリカを経由して他の国に行く場合にもTSAロックが必要になります。
2011年に起きたアメリカのテロ以降、アメリカ入国の荷物に対してセキュリティーがとても強化されました。
アメリカに入国する際の荷物にはロックをかけてはいけませんが、このTSAロックは専用の合鍵で開くようになっており、施錠してもいても問題ありません。もしTSAロックがない荷物の場合、鍵をかけてしまうと荷物自体を壊されてしまうこともありますので、必ずTSAロックの付いたスーツケースを選んでください。
ボディの素材:フレームorファスナーどちらを選ぶかは用途で決める
スーツケースのボディにはフレームタイプとファスナータイプ2種類あります。
大きな特徴としては、フレーム部分の素材がアルミor布かの違いがあります。
【フレームタイプ】
フレームタイプはフレームがアルミで覆われています。
【ファスナータイプ】
ファスナータイプはフレーム部分に布が使われています。
以前はアルミフレームが使われているスーツケースが多かったのですが、最近ではファスナータイプのデザインも増えてきました。
ボディの強度やセキュリティーにはどのような違いがあるのでしょうか?
それぞれのメリット・デメリットがあるので詳しくご説明していきます。
スーツケース:フレームタイプのメリットデメリットについて
フレームタイプのメリット
フレームタイプの一番のメリットはセキュリティー面でも安心で中身の保存性に優れている点です。
しっかりとしたアルミフレームで覆われているため鍵をかけた状態では、無理にこじ開けようと思っても開けることはできません。
又フレーム部分が変形しにくいため、他のスーツケースとぶつかってしまった時でも大丈夫!機内に持ち込めないような瓶に入ったお酒や香水など…取り扱いに注意したい物も頑丈で変形しないボディはとても重宝します。
フレームタイプのデメリット
フレームタイプのデメリットは、フレームの丈夫な造りの分スーツケース自体の重量が重くなってしまう点です。
スーツケースを持った移動が多い場合は、負担になってしまうことも…。
中身を詰め込みすぎると、空港で荷物を預ける際に重量オーバーで超過料金を取られてしまうこともあるので十分に注意が必要です。
スーツケース:ファスナータイプのメリット・デメリットについて
ファスナータイプのメリット
ファスナータイプの一番のメリットは軽量だということです!
フレーム部分は布地で作られているため、フレームタイプに比べとても軽いです。
持ち運びも便利になりボディ自体が軽い分、中の荷物を増やすことができます。
又ちょっと物を取り出したいという時にもファスナーで簡単に開け閉め出来ます。
ファスナータイプのデメリット
柔軟なボディでスーツケース自体が壊れにくい半面、中の荷物に衝撃が伝わりやすいというデメリットがあります。
荷物を預けた場合荷物の運搬の際の投げられたり落とされたりした時、中の荷物が壊れる危険性があります。壊れやすい物や取り扱いに注意したい精密機器などはスーツケースに入れないなどの注意が必要です。
フレーム部分が布地でできている分、セキュリティー面に不安が出ます。
カッターや刃物で簡単に切れてしまうので、窃盗のリスクもあり、貴重品の管理をしっかりとする必要があります。
フレームタイプとファスナータイプおすすめの選び方
それぞれのメリット・デメリットをご覧いただきました。
私がスーツケースの販売をしていた時、やはりフレームタイプとファスナータイプどちらが良いか悩んでいるお客さんが多かったです。
私がアドバイスしていたことは、
機内持ち込したいor国内旅行が多い人▶︎ファスナータイプ
荷物を預けるor海外旅行が多い人▶︎フレームタイプ
このようにオススメしていました。
✔︎ 国内旅行だとあまり宿泊日数が多くならない人が多いので、機内持ち込みできて持ち運びに便利なファスナータイプの方が重宝します。
機内持ち込みなら自分でスーツケースを管理できるので、中の荷物の心配をすることもありません。セキュリティーの面もカバーできます。
✔︎ 海外旅行が多い方だと宿泊日数も多くなり、中の荷物も増えるため荷物を預ける人がほとんどです。荷物の運搬でスーツケースが投げられたりするので、やはりフレームが頑丈なフレームタイプの方が安心ですしセキュリティーに関してもフレームタイプをオススメします。
壊れやすいキャスターは日本製を選ぶ!
スーツケースの修理で一番多い箇所はキャスターなんです!
スーツケースを購入すると、各会社によって1年〜3年の保証がついてきますが、キャスターって保証の対象外になることが多いのです。
使い方や保管が悪いとなってしまうと製品の欠陥と言いにくく、初期不良でなければ有料になります。
みなさん勘違いされているかたが多いのですが、キャスターって1つ壊れても4つ交換しなければいけません。※壊れた1つだけ交換することはできません。
なので、キャスター4つ分の交換となると結構な費用がかります。
安いスーツケースを購入してる場合はボディ本体よりも高くつくこともあるんです。
なので、デザイン・ブランドよりもキャスターで選んでください!
安いスーツケースを購入したくなりますが、部品はほとんどが海外製品で、当たり外れが多いのが事実です。せっかく安く手に入れても、すぐに壊れて修理となったら損ですよね!?
キャスターは日本製のHINOMOTO (ヒノモト)が優れもの!
キャスターをよく見てみると、ちゃんと書いてあります!
これが日本製の印です。
海外製のキャスターだと、すり減ってくると蛇行してしまったり止まってしまったりとどうしても不具合が出てきてしまいます。
しかし、このHINOMOTOキャスターでは、すり減って消耗しても軸が変わらないので蛇行せずに走行することができるんです!とても高品質なんです。
いくら有名ブランドで高いスーツケースでも、実は部品は全て海外製品なんですって言うのもよくある話なんです。
高い=日本製 ではありませんので、買う時には十分注意してください!
スーツケースをあまり利用しない人・色々なブランドを利用したい!という人はスーツケースレンタルもオススメです。
ありがとうございました
P.S.
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